
KeyStudio
ユーザーガイド
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プログラム・チェンジ
プログラム・チェンジは、
KeyStudio
でコントロールしているインストゥルメントやボイスを変更する時に使用します。プログラム・チェンジ・メッ
セージは、
Sessoin
を使用している場合は必要ありませんが、
KeyStudio
で音源モジュールやシンセサイザーをコントロールする場合には有効な手段
です。
例えば、
General MIDI
の音源モジュールの音色をチェロのサウンドに変更する時、プログラム・チェンジ
42
を送信する必要があります。これにより
General MIDI
インストゥルメントのスタンダードリスト(付録
A
参照)からチェロのサウンドを選択します。以下にプログラム・チェンジを送信す
る方法を
2
つ説明します。
1
)
増減法によるプログラム・チェンジ:
1. Edit Mode
ボタンを押します。
2. F1
の右にある黒鍵(
F#1
)を押します。オクターブ「
<
」と「
>
」ボタンによりプログラム・チェンジができるようになります。
2
)
プログラム・チェンジ番号を直接入力
1. Edit Mode
ボタンを押します。
2.
プログラム機能を持つ
F4
の右にある黒鍵(
F#4
)を押します。
3. D4
、
B3
、
C5
の順に鍵盤を押します。これにより「
4
」「
2
」「
ENTER
」が入力できます。
これでキーボードが
GM
のチェロサウンド
42
(
General MIDI
インストゥルメント・スタンダード・リストに含まれます)を演奏するよう設定されま
した。
General MIDI
プログラム番号は、本マニュアルの最終セクションの付録
A
に記載されています。
方法
1
の増減方では、様々な音色を
1
つずつ試して作業をしている曲にはどのサウンドが合うかを比べながら選択する場合に最適です。方法
2
では特定
のサウンド・パッチを選択する場合に便利な方法です。
オクターブ「
<
」と「
>
」ボタンがプログラム番号(方法
1
)をコントロールするよう割当てられている場合、プログラムにマイナスの数値が割当て
られないため両方のボタンの上の
LED
は点灯したままです。オクターブ「
<
」と「
>
」ボタンを同時に押すとプログラム
0
を呼び出しますが、これは
MIDI
プログラム・チェンジを処理できる全てのシンセサイザーに含まれる一番目のサウンド・パッチを選択します。
バンク
LSB
とバンク
MSB
プログラム・チェンジは、通常音色やボイスを変更する場合に使用されるメッセージです。しかしながら、プログラム・チェンジの
MIDI
コマンドの
みを使用してアクセスできる音色の数は
128
に制限されます。機器によっては
128
以上の音色が収録されているため、特別な方法を使用して複数の
バンクに膨大な量のサウンドを分類します。これらの機器ではプログラム・チェンジ・メッセージを使用してそれぞれのバンク内のサウンドにアクセ
スします。詳しい情報については「
MIDI
メッセージの解説」の項目を参照して下さい。一般的にこれらの機器では、バンク
LSB
(
Least Significant
Byte
)とバンク
MSB
(
Most Significant Byte
)チェンジ・メッセージを使用します。
KeyStudio
は、以下
2
つの方法でバンク・チェンジ・メッセー
ジを送出することができます。
1
)
増減法によるバンク
LSB/
バンク
MSB
・チェンジ:
1. Edit Mode
ボタンを押します。
2. G1
の右の黒鍵(
G#1
)または
Bb1
(
A#1
)を適宜押します。オクターブ「
<
」と「
>
」ボタンを使用して値を増減させてバンク
LSB
ま
たはバンク
MSB
のチェンジすることができます。
2
)
バンク・チェンジ番号を直接入力:
1. Edit Mode
ボタンを押します。
2.
バンク
LSB
なら
G4
の右の黒鍵(
G#4
)、バンク
MSB
なら
Bb4
(
A#4
)を適宜押します。
3. C4
、
A3
、
C5
の順に鍵盤を押します。これにより「
3
」「
1
」「
ENTER
」が入力でき、バンク番号
31
を選択できます。
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